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ヤオ・ムーラン(ソフィア)滞在期間:2025.05.01-2025.06.25 |
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レジデンス・プラン
私は浮世絵の一種である春画、そしてそれが明治時代や1980年代の「失われた10年」を通してどのように変遷してきたのかに強い関心を持っています。エロティックな文化が時代とともにどのように移り変わってきたのか、また同人誌というシステムがどのように機能しているのかを調べたいと考えています。
また、大塚英志のエッセイ『「おたく」 の精神史:一九八◯年代論』にも関心があり、特にロリータ・ファンダムを扱った廃刊雑誌『Hey, Buddy』について時間をかけて調査したいと思っています。
アーティスト・プロフィール
1) 「Thin Sheets of Needs」展出展、MocAパビリオン、中国・上海、2024年
2) 「Unweave a Rainbow」展出展、MadeIn Gallery、中国・上海、2024年
3) ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)絵画専攻、美術学士(BFA)修了
主な活動地域:ニューヨーク(USA)、成都市(四川省・中国)
使用メディウム:ミクストメディア絵画、動画
ローマ字表記:Yao Mou In (Sofia)
ヤオ・ムーラン(ソフィア)は、マカオにおけるキリスト教学校(男女別学校の環境)での幼少期の経験と、ロンドンおよびニューヨークでの教育を背景に持っています。宗教、植民地主義、消費主義が複雑に絡み合う中で、彼女はフェミニズムとの継続的な関わりを築いてきました。彼女の創作活動は、バーチャルな幻想やACG(アニメ・コミック・ゲーム)サブカルチャーに焦点を当てており、主に「萌え文化」における類型的な欲望と、それが東アジアの身体に与える影響を探求しています。