レジデンス・プラン
AIR 3331では、「閾（いき）※」とそれがどのような形で再現または計画されるかを探るプロジェクトに取り組む。東京によくある「移ろいやすい場所」(例えば交通機関が入り混じるターミナルや、決められた場所の名前などない通路・廊下など)において、そこで居住者として滞在し、少なくとも14日間ほどそこで撮影し、視覚的および感情的な認識の変化や、場所（空間）との関係性を観察する。

※「閾（いき）」：知覚心理学における「閾」とは、物理的な刺激に対して感覚として知覚できる、ぎりぎりの境界（境目）のこと。またはその値（閾値）。

アーティスト・プロフィール
1) 2023年「Inter Lude」Zine (出版：Friend Editions、ニューヨーク／「ニューヨークアートブックフェア2024」発売)
2) 2023年「Vapor Trail」写真集(出版：Friend Editions、ニューヨーク／「ロサンゼルスアートブックフェア2023」発売／「東京アートブックフェア 2023」発表)
3)2023年「Vapor Trail」個展 (Terrace Square Photo、東京)

主な活動地域：ロサンゼルス、カルフォルニア州・アメリカ
使用メディウム：写真

ローマ字表記：Jenn Kang

「自己 (self)」の集団（集合）的意識《遺伝として潜む普遍的な意識》（*心理学用語）との関連性を巡る制作活動を行なっている。彼女の作品はアメリカ、ヨーロッパ、アジアにおいて様々な出版物で紹介され、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京、ソウルでの展示やブックフェアの出展歴を持つ。今後もアーティスト・イン・レジデンスやフェア、展示、コミッションワーク参加など、グローバルに活動を広げていく予定。