ソフィア・サレーム滞在期間:2019.04.02-2019.06.24 |
ローマ字表記:Sofia Saleme
レジデンスプラン
ソフィア・サレームは観察的なドローイングを用いて、観察されるものや感じられるものの本質を描写する。登録制のスタジオを利用し、ソフィアは「侘び・寂び」(移ろいやすい、または甘くて苦い感情を想起させる日本語表現)という概念に関して、外国人よりの視点に基づいて作品を生み出す。また、ソフィアは日本の伝統的な素材を使用して、ドローイング、ビデオ、写真に隣接する未来の発見を描き、自分自身の問い、疑い、人生そのものへの愛情を考える上での熟考、怠惰、痛みの瞬間を表現する。
アーティストプロフィール
⑴ 2012年、Escola da Cidade 卒業(建築・都市学)
⑵ 2017年、FAAP 修士号取得(コンテンポラリー・ビジュアル・アート)
⑶ 2017年-2019年、ブラジル(サンパウロ/リスボン)、ブラジル美術館(Brazilian Art Museum)、グループ展「それは他の人が従う根拠である(It's a ground that others follow)」、作品展示「あなた!(Você!、You!)」/同タイトル書籍出版
主な活動地域:サンパウロ、ブラジル
使用メディウム:ドローイング、写真、ビデオ
ソフィア・サレームによるリサーチは「侘び・寂び」の概念、生と死、我々が痛みや不快にどう折り合いを付けるか、といったことから生じている。葬儀という伝統は、タブーや嫌悪を断ち切り、また痛みに対処するものであり、それは彼女の作品の焦点でありつづけている。ソフィアは、書道、水墨画、日本画などの日本の技法を学ぶために東京に住み、大野慶人と共に舞踏を行った。また、ニューヨークやバルセロナに在住して学び、サンパウロで建築家やアート・プロデューサーとして働いた経歴を持つ。