ニコラス・マンゲルス滞在期間:2026.02.09-2026.03.09 |

レジデンス・プラン
主な作品制作として、海洋野生生物写真をサイアノタイプとプラチナ/パラジウムを重ねたプリントへデジタル撮影と手作業によるプロセスを踏みます。
サイアノタイプ(鉄塩の化学反応を利用して光で青い画像を作る古典的な写真技法)はモノクロームの像に冷ややかなトーンを与え、海の深度や漂流、宙に浮かぶ光を呼び起こします。一方、プラチナ/パラジウムプリント(貴金属であるプラチナ(白金)やパラジウムを感光剤として使用する古典的なモノクロ写真の印画技法)は静かな階調の重みを保ちます。
AIによって合成されたイメージが溢れる時代において、このような作品は忍耐と真実性を前景化します。一枚一枚のプリントには、露光と変化の痕跡が刻まれており、わび・さび、不完全さ、そして時間の尊さを作ります。
アーティスト・プロフィール
1) オルタナティブ・フォトグラフィック・プロセス、ペンランド・スクール・オブ・クラフト(米国ノースカロライナ州ペンランド)、2025年
2) デジタル・ネガティブおよびプラチナ/パラジウム・プリント、インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィー(ICP、米国ニューヨーク)、2025年
3) ドキュメンタリー・プロデューサー、VOID Filmes(ブラジル・サンパウロ)、2023-2024年
主な活動地域:世界各地
使用メディウム:海洋・水中写真、プラチナ/パラジウム・プリント(サイアノタイプ重ね刷り)
ローマ字表記:Nicholas Mangels
自己刷新を重ねてきたキャリアのニコラスは、クラフトマンシップを制作の核として、モノクロ写真に取り組んでいます
暗室での化学処理と手焼きプリントに身を捧げながら、海面下の光や潮流が触れられるかのような存在感をもつ海洋の環境を探求し、見る者の心に長く残る感情的な余韻を刻み込む作品を制作しています。