アレクサンドラ・ヤニーク滞在期間:2020.11.25-2020.12.22 |
ローマ字表記:Aleksandra Janik
レジデンス・プラン
東京滞在中は、2019年から展開しているプロジェクト「Project Orbis Interior/Orbis Exterior」を継続して行う。プロジェクト開始当初は、複雑な因果関係を抱えている現代であって、家の中の安全な空間に身を潜めて、社会的に孤立した日本の「ひきこもり」と「場」との関係性についての調査として企画されたものであったが、ウィルスの世界的流行による社会現象と長引くロックダウンにより、私のプロジェクトの視点と意味が変化してしまった。私たちは滅多に外出しなくなり、外の世界に目を向けず、「ひきこもり」のようになるのだろうか?
アーティスト・プロフィール
1) 1971年 カトヴィツェ (ポーランド) 生まれ
2) 1996年 オイゲニウスゲペルト美術アカデミー卒 (ヴロツワフ・ポーランド)
3) デジタル&プリントメイキング研究室室長, オイゲニウスゲペルト美術アカデミー (ヴロツワフ・ポーランド)
主な活動地域:ヴロツワフ・ポーランド
使用メディウム:プリントメイキング、写真
アレクサンドラ・ヤニークはプリントや写真を使用し、彼女が体験した場所やそこに住む人々について考察し表現している。記憶と想像力を併せ、経験的事実を歪めて出来た空想でもある彼女の世界は、人々との出会いや強い感情の記録、刹那的な感覚が(再)構成された場所となる。
彼女は2015年にイタリアで開催された第56回ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、国内外で作品を発表している。
助成:オイゲニウスゲペルト美術アカデミー