クローデット・ゾレア滞在期間:2019.09.03-2019.09.30 |
ローマ字表記:Claudette Zorea
レジデンス・プラン
東京の公共空間(電車、公園など)において、日中にも関わらず「人々が眠っている」という現象に着目した作品を制作します。
それは、生理的に自然な現状である以上の意味を持ち、東京という街が常に直面する厳しい現実として捉えることができるのではないでしょうか。「公共空間で、日中眠っている」という一見不可解に映る「向こう側」の彼らは、その現実に迫り得ると言えます。
滞在中は、無機質なオブジェを配置したコラージュなど夢想的な表現の作品を展開する予定です。
アーティスト・プロフィール
(1) 2018 "Sleep state Sculptures and paintings" テルアビブ美術館(イスラエル)
(2) 2016年 ファインアート科 美術学 博士/2000年 ファッション科
(3) アートキュレーター(ベイトヘア美術館/イスラエル)
主な活動地域:イスラエル、テルアビブ; フランス、パリ
使用メディウム:彫刻、ファッション、ドローイング、インスタレーション、写真、映像、サウンド
フランス出身。現在は、イスラエルのテルアビブを拠点にアーティスト・ファッションデザイナーとして活動する。初期のころより、アートとデザインの領域を横断した作品を制作。「ファッションに対する自身の表現を追い求め、制作を続ける上で、アートこそが領域を超えた手法のひとつである」と考え、デザイナーとしての経験やそこで得た多様な見地は、彼女の制作プロセスや作品そのものにも影響を与えている。近年は、美術機関でのキュレーション活動に従事するなど、現代アートの分野に最も力を注いでおり、アートやデザインといった分野を中心に教育的かつ学術的なプロジェクトに携わっている。