山岡佐紀子滞在期間:2011.09.25-2011.11.05 |
滞在中に彼女がリサーチしたのは、3331にほど近く、電気街として知られる秋葉原の歴史。さらに、その歴史を紐解きながら、秋葉原ではどのようにテクノロジーが機能しているかを探求しました。彼女はテクノロジーを"テクニックと伝達"として捉え、秋葉原が発祥とされるリヤカーを"日本が発明した初期的なテクノロジー"としてピックアップ。そしてコラボレーション・プロジェクトとしてリヤカーを借り、秋葉原を巡りながら数カ所でティーパーティーと、公共空間の限界を押し広げるパフォーマンス『Love or not』、『天使の監視』を発表しました。
<コラボレーションプログラム>
『MediAction』 2010年9月26日〜11月6日
『MediAction』は、メディアテクノロジー・公共空間・市民運動との関係性を探求することを通し、新技術による社会・政治変革の活性化を問うプロジェクト。民主主義や市民社会への参加を可能にするネット・メディアはバーチャルな理想郷を生みましたが、メディアの装置がリアルな生活空間において新しい階層を構築することができるでしょうか?
コラボレーションプログラムの企画によって実施された本プロジェクトでは、こうした疑問のもと、中国・インド・インドネシア・日本のアーティストによるコラボレーションプロジェクトを開催。メディアテクノロジーを介して新しい社会生活、新しい公共空間のあり方が可能であるかを議論しました。