エリン・トーガセン滞在期間:2019.06.25-2019.07.22 |
ローマ字表記:Eirin Torgersen
レジデンス・プラン
現代社会では、ある物事に対し「注意(意識)する」という事を怠ることが、あまりにも容易になってきています。現代社会でMA [間](日本の "間(間を取るなど"時・距離"をおくという意味)"の概念とは、物事に対し、時をおいて1歩下がって全体をみる事を可能にするものであります。
我々の社会が絶えず急速なスピードで発展している中で、MA [間]が無くなるという潜在的な恐れの中で、これまで以上に「注意(意識)する」を怠ることが顕著に表面化していると考えています。今回のプロジェクトでは、東京の街を記録した一連の画像を通して、現代日本の社会と文化におけるMA [間]の存在を探ることを目的としています。
アーティスト・プロフィール
⑴ グリフィス大学フォトグラフメディア学部修了(ダブリン、2017)
(2) Halftone Print Fair参加(ダブリン、2017)
(3) グループ展「Ferð」参加(ダブリン、2017)
主な活動地域:ノルウェー、オスロ
使用メディウム:ミクストメディア、ヴィジュアルアート
写真とミクストメディアを作品媒体として中心に活動するビジュアルアーティスト。
作家の主題は、主に身の回りに介在し、取り巻く社会・文化の影響を強く受け、自然と人との間の相互関係を掘り下げた作品を制作しています。作品は、常に見る者にこの自然と人との間の関係を提起させ、作家自身の視点と経験に基づいて、作品のイメージの中にストーリーを作り上げるよう心掛けています。