サラ・レベック-ジョブ滞在期間:2017.05.07-2017.06.02 |
プロフィール
サラ・レベック-ジョブは、アメリカで英文学学士と家族療法カウンセリング修士を取得し、心理療法士として7年間働いていました。彼女は現在、研究休暇旅行中にて、自身の研究制作に取り組んでいます。
サラはサイト・スペシフィック(その場所固有の特性が考慮された)なインスタレーション作品を制作しており、それは 各場所の固有性と、それぞれの場所の類似性を可視化するために都市の中で、路上で見つけた物を使って制作しています。東京では、地元の人々に対して、彼女の作品に基づいた"おはなしづくり"を行ってもらうことを計画しています。その後、おはなしの内容を詩へと再構成し、最終的にはインスタレーション作品として発表する予定です。また、彼女は以前、文化横断的なコラボレーションとしてモロッコの語り部たちと詩を作った経験もあります。
レジデンスでのプロジェクト
「滞在中のプランとして、二つのプロジェクトを計画中です。ひとつは、東京の路上で拾ったものを利用した、サイト・スペシフィックかつ一時的なインスタレーション作品の制作をして、それらを「ストリートアート」としての写真展示と共に、実際に路上で拾得した物や、国際的なロケーションをのイメージを組み合わせた展覧会を披露したいと思います。
二つ目のプロジェクトとして、過去に1,127 人の被害を出した1945年、甲府へのアメリカ軍による空襲に対して、追悼の思いを込めたインスタレーションを発表することを予定しています。各位への追悼の意を表して、甲府の人々のシンボルである『桃の種』の印が押された短冊を制作する予定です。甲府は桃の果樹園で良く知られている地域であり、AIR 3331でのレジデンスのでは、最終的にこの追悼のインスタレーション作品の発表を計画しています。」