アン・オーレン滞在期間:2016.10.17-2016.10.30 |
上:Profile photo by Kunstlerhaus Bethanien. Artwork image by Ann Oren.
レジデンス滞在中の計画
2015年の6月から制作をスタートした『The World is Mine』という自身の映像作品に向けたリサーチ、撮影そして実験を行う。この映像作品では、日本のサブカルチャーへ強烈に固執し、想像上のキャラクターに没頭する日本の「オタク」のファンタジーとリアリティーに浸る姿を追う。ドキュメンタリーの形式とパフォーマンスを織り交ぜ、自身が初音ミクのコスプレーヤーとして作品上に登場する中で、リアルな3名のオタクとの交流を描く。自身のパフォーマンスの目的としては、世界的にこの活動の関連性をデモンストレーションすることにある。
経歴
ニューヨーク、Cindy Rucker Gallery、個展
ベルリン、Kunstlerhaus Bethanien、個展
ソウル、ソウル・インターナショナル・ニューメディアフェスティバル(NeMaf)、ニュー・アーティスト・アワード
主な活動場所:ニューニョーク、ベルリン
私のフィルム、ビデオ、インスタレーション作品は、その文化的、歴史的な起源の痕跡を追跡することにより、現代生活の水準を探る。
例えるならば、劇において「演じる者」と「見る者」とのダイレクトな関係は無くなり、今ではネット上のソーシャルメディア(SNS等)の中で、私たちは架空(偽)の人物を作り上げ、誰にでも見せる事ができるようにまでになった。
全ての人々がいわゆる「演じる者(スター)」と「見る者」の両方であるとき、自己顕示欲、覗き見と傍観という境が無くなる。同様に、私のプロジェクトに登場するキャラクター達は、「演じる者」と「見る者」という領域の間に存在している。