リー・チュン・フン滞在期間:2011.01.30-2011.03.03 |
香港でソーシャルアクション、社会運動に参加したリー・チュン・フン。彼はローカルな歴史・文化を破壊した都市開発に反対しています。それは東京でも例外ではなく、香港と同じような問題が起こっています。滞在期間中、彼はひとつの例として古くからの歴史を持つ玉川上水を危険にさらした道路計画をリサーチしました。道路建設の反対運動に関わった方や近所の方にインタビューを行った彼は、この問題に対してユニークなアイデアで答えを出しました。「玉川上水・周辺の地域を守ろう」という意志の象徴として、子供たちとPETボトルを用いて戦艦をつくり、3331 Arts Chiyodaの周辺でパレードを行ったのです。さらに、その戦艦を東京都の北西に位置する羽村市の玉川上水出発点に運び、川の中でもパフォーマンスを実施。展覧会では、これらのビデオ・写真とともに、運動家たちのインタビューも展示されました。
<AIR 3331>
国内・アジア太平洋地域の民間アートセンターとの協働プログラムとして、若手支援・育成を目的とした、アーティスト・イン・レジデンス事業を開催。各地の機関から 推薦された国内外の9名のアーティストたちは、秋葉原に隣接する3331を拠点に、約1ヶ月間の滞在制作を行いました。その間、さまざまな人や出来事、街との関わりを通して、多くの発見や刺激を受けつつ作品へと昇華し、2月末より開催の成果発表展『AIR 3331』にて展示しました。
AIR 3331