このプログラムでは、アーティスト、研究者、キュレーター、コレクターなどクリエイティブな人々に、明治から昭和にかけて、地域の豊かな歴史を持つ文化財「海老原商店」に滞在し、制作、発表する機会を提供しています。海老原商店は東京都心のJR秋葉原駅すぐ近くに建てられており、東京の現代的な街並の中にある歴史ある側面を垣間見ることが出来ます。また、洋と和が混在する空間で開催されるイベントや展覧会ではホワイトキューブのギャラリーとは違った魅力と調和をみることが出来ます。ここで制作・発表された作品は過去と未来が交差する中で、新たな見え方が立ち現れてくるでしょう。
“古着屋として明治20年に創業し、既製服や反物など時代に合わせた商品を扱いながら営業を続けてきました。現在の海老原商店の建物が建築されたのは1928年。当時の店主・海老原保蔵と、親交のあった画家との二人三脚で、何度も試行錯誤を繰り返しながら、看板建築様式を採用したファサード(建物正面)のデザインが制作されました。
海老原商店は、看板建築の中でも和洋を取り入れたファサードやガラス等のデザイン、商店と居住スペースをバランスよく配置した間取り、天窓から吹抜けの空間を通して光を取込む設計等、看板建築を代表する要素が数多く採用されています。また、当時の設計図面や営業の記録が残されており、学術的な研究調査を行う上で貴重な資料を、現在でも大切に保存し続けています。2003年には千代田区景観まちづくり重要物件に指定されました。”
以下の書類を「海老原商店申込_名字・名前」を件名にして【residence (at) 3331(dot) jp】 までお送りください。
注:(at)を(@)、(dot)を(.) に変更してご使用ください。
(1) 海老原商店でのプロジェクトの企画書
(2) ご希望の参加期間
※滞在可能期間より1週間単位で日程をご指定ください。(例:2020年11月3日-2020年11月9日)
(3) 最新の活動履歴書
(4) ポートフォリオ(少なくとも5つのイメージ画像、ビデオ、オーディオ、制作に関係のあるエッセイまたはウェブリンク等)
(5) レジデンスでの活動プランを説明するための補助的な資料(例: 仮のスケジュール、イメージ画像/映像、ウェブリンク等)
※ 添付ファイルの容量は2MBまで
※ MacのPagesのフォーマットは、受け付け不可