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参加アーティスト

ジャン=マキシム・ドュフレンヌ & ビルジニー・ラガニエール

ジャン=マキシム・ドュフレンヌ & ビルジニー・ラガニエール

滞在期間:2015.06.01-2015.06.28

ジャン=マキシム・ドュフレンヌ & ビルジニー・ラガニエール

L: "Olympic Afterlife" exhibition view, 3331 Arts Chiyoda, Jean-Maxime Dufresne & Virginie Laganière, 2015.

R: "Olympic Afterlife" artist talk, 3331 Arts Chiyoda, 2015.

プロフィール

ジャン=マキシム・ドュフレンヌとビルジニー・ラガニエールは、モントリオールを拠点に活動しているリサーチャー兼アーティストです。彼らは今まで様々なコラボ制作を行ってきました。リサーチ/制作活動は主に、特定の目的で建てられた建物とその地域のリサーチから始まり、建物とその地域の社会的転換さらには人間心理や未解決問題等に焦点を当てます。建物がもつ様々な側面を調査し、深く掘り下げていくことで見えてくる多面的な要素を写真、インスタレーション、音響、映像、電飾、アーカイブ資料、彫刻など多様な媒体や方法を用いて表現します。彼らが現在行っているプロジェクトは、オリンピック開催予定地が抱える様々な問題や、北京、アテネ、モントリオール、サラエボといったオリンピック開催地のその後の姿に着目しています。本プロジェクトは現在、ベルリン、ヘルシンキ、ミュンヘンそして東京(2015年)でリサーチが進んでいます。

www.jmdufresne.ca
www.virginielaganiere.com

滞在中の計画

AIR3331 Open Callに参加中の作家、ジャン=マキシム・ドュフレンヌ & ビルジニー・ラガニエールは、日本滞在中1964年東京オリンピックそして2020年の東京オリンピックの開催地として選ばれた地域や建物をリサーチをしています。1964年の東京オリンピックは、太平洋戦争後、日本の愛国心や国民性を再確認する事を目的としていた事が、当時用いられた旭日旗を思わせるシンボルなどから読み取れます。建築家丹下健三は代々木国立競技場をメタボリズム建築の代表そして日本の急速に進む都市化を象徴する建築として設計しました。日本は2020年に2回目となる東京オリンピックを控えていますが、その舞台となるのが約65,000名の人達が働いている築地市場であることから、オリンピック開催までの道のりそしてその後をリサーチします。

「オリンピックのその後」
2015年6月8日(月)〜2015年6月27日 12:00 - 19:00
3331 Arts Chiyoda、2F 205 (入場無料)

作家のレジデンス滞在期間中は、アテネ、北京、モントリオールそしてサラエボのオリンピック開催後の姿を捉えた彼らの写真シリーズ作品が常にギャラリーにて展示されています。また彼らが東京オリンピックのリサーチを進めて行くに連れて、一枚一枚このギャラリーにリサーチ結果としての写真が加えられてゆきます。

オープンスタジオ & アーティストトーク
2015年6月25日(木)17:00 - 19:00
*アーティストトークは18時開始
3331 Arts Chiyoda、2F 205 (入場無料)

誰でも参加できるアーティストトークをギャラリーにて開催します。当日は通訳もおりますので、気軽に作家と作品や彼らのリサーチについてディスカッションしてください。
アーティストトークでは、東京オリンピックのその後を考察する写真/映像作品の紹介、作家が見た東京オリンピック開催後の展望、具体的にはオリンピックが開催される地域に暮らす市民の生活、オリンピック施設のメンテナンス問題や活用方法などについて話します。また作家が東京でのリサーチで感じた市民生活と社会全体の関わりあいついても触れます。

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